さらば、N市社会福祉協議会…超長いです…

当たり前のことだけど、介護保険の要介護度は那覇市で「要介護度5」なら足寄町でも「要介護度5」だ。
なぜならば「要介護認定調査」は全国で標準化されているから。
調査者や審査会委員の力量に左右される面はあるけれど。

認定調査票にはチェックする部分と、フリーの記述部分がある。
まずはコンピュータが調査票のチェックを元に一次判定をたたき出す。
それを元に、フリーに色々と記述された内容を参照し、必要があれば審査会が一次判定の内容に変更を加える。
フリーの記述部分には、一次判定を変更する際に参考にしていい部分と、してはいけない部分がある。

N市の介護保険課も社会福祉協議会の認定調査担当者も、その「参考にしてはいけない部分」を詳しく書けと言う。
何故そんなに詳しく書くのか質問すると、遠まわし且つ曖昧に「参考にしてはいけない部分」を一次判定を変更する際の「参考」にするからだと言う。
「標準化の観点から見ると、それっておかしいですよね!?」と質問すると、介護保険課職員は「その辺は自治体判断で…」とか訳のわからない説明をする。N市社会福祉協議会の職員は「審査会委員も人間ですから…」と更に訳のわからないことを言う。「要介護認定調査の標準化」と言うものを、根底から覆しているのだ。

彼らに対する「不信感」の芽生えである。

N市社会福祉協議会の担当者はことある毎に「当市の認定調査は細かいので、経験者であればあるほど慣れるのが難しい。辞めていく人も多い。」と言う。
この発言に微かな違和感を感じつつ、担当者との初回同行調査の日を迎える。

被調査者宅訪問前に行った打ち合わせの中で担当者が言った。
「認定調査票を見ればケアプランが立てられるように調査票を作成してください。」と。

「はい!?」
そんな話聞いたことない。
認定調査は認定調査で、それ以上でも、それ以下でもない。
違和感が更に倍増していく。

そして調査後、作成した認定調査票のチェックを担当者より受ける。
3年ぶりの調査だったので、抜けてしまったところもあり、同行者のフォローに助けられ、色々と痛いところを指摘される。
それはいい。
それよりも助詞、副詞、形容詞、接続詞等、文法に対するチェックが入るのだ。
逆接の接続詞で文章を続けた僕に、何故順接の接続詞ではないのかとチェックが入り、説明を求められる…
そして文法的な説明をするのだが…非常にあほくさい。
兎に角、妙なところに細かくチェックが入るのだ。

その他にも、何か変な発言多い。
そして僕は確信した。
経験者がN市社会福祉協議会の認定調査員を辞めていくのは「調査内容に細かさが要求される」からではなく、この「違和感」なんだと!!

そして帰宅後…頭の中を「違和感」が駆け巡る。

翌日、担当者のところへ。
そして思ったところを素直にぶつける。
①ここの認定調査に対する方針は少しおかしいと思う。
②経験者のケアマネが辞めていくのは、①のためだと思う。
③ケアプランがたてられるよう調査票作成って、絶対変だと思う。
等々。

返ってきた答えは…
私達は介護保険課から言われたとおりにしている。制度なのだから従うのは当然。

開いた口が塞がらない。
彼らが何回も僕に強く説明してきたことは、制度について自分達が考え、噛み砕き、理解したものではなく、ただ単に役所に言われたことをそのまま伝えているだけなのだ。
そして、「認定調査の委託を市から受けさせてもらっている」と言う感覚なのだ。多分。

故に僕のようなN市社会福祉協議会のパート認定調査員が作成した調査票を、担当者がチェックし、何も指摘されないような書き方に訂正させるのだ。
僕は一体何回、「あんた、その考え方おかしいよ!!」と調査票に関して介護保険課の職員と喧々囂々やりあっただろうか。
彼らの考えがおかしいことだって間違いなく多々ある。
最初から彼らにおもねているのだ。

で、自分の思いを一通り説明した後、「違和感や不信感をもったまま働き続けられない。」と辞意を述べたところ、意表をついた返答が帰ってきた。
「あなたのスタイルに合わないから、と言うことでよろしいですね。」と。

「はい!?」
スタイルって…
人の話を全く聞いていない。
僕はあんた達の認定調査に対する方針がおかしいと思うから、辞めたいと言ったのに…

自分達は介護保険課の言うとおりにしているのだから、間違いはない。それを否定するお前がおかしいのだ、と言う思いの表れなんでしょう。

そもそも、介護保険課の言うことが全て正しいと信じ込んでいる時点でアウトと言わざる得ない。
思考の停止以外の何者でもない。

そもそも、役所の職員は直ぐに異動になる。
介護保険課も同様だ。
やっと理解し始めたと思ったら、全くの初心者と入れ替わる。
例外もあるけれど。
そんな彼らの言うことを金科玉条の如く奉るのは、どうかと思う。

しかし…
ひたすら認定調査に関する業務だけやっている彼らと、居宅介護支援業務と認定調査をしている、所謂普通のケアマネとおのずと異質なものになってしまうのは、致し方ないことかもしれない…

Such as Witch-Hunt…

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